可愛いのに害獣。ヌートリアの生態・害獣になった理由・見つけたらどうするべきなのかを調べてまとめました

可愛いのに害獣。ヌートリアの生態・害獣になった理由・見つけたらどうするべきなのかを調べてまとめました

近所の川でカピバラが泳いでる!と思って調べてみると、どうもその動物はカピバラではなくヌートリアだったようです。

しかも農作物を荒らしたり、在来種の生態系を壊したりすることから害獣に指定されていました。

気になったので、ヌートリアの生態、どうしてヌートリアが日本に渡って害獣となったのか、ヌートリアを見つけたらどうするべきか、ヌートリアとカピバラの見分け方などについて調べてまとめました。

可愛いのに害獣。ヌートリアの生態・害獣になった理由・見つけたらどうするべきなのかを調べてまとめました

ヌートリアの生態について

ヌートリアは南アフリカ原産のネズミ目の動物です。大きさは約40㎝~60㎝、30㎝ほどの長い尻尾があり、体重は5~9㎏。

水辺を好み、泳ぎが得意で5分以上潜ることができます。

ヌートリアは沼地や川、岸部の土手などに巣穴を作ります。南アフリカ原産ということで、川が凍るような寒い地域では生息できず、日本では主に西日本を中心に生息しているようです。(私は大阪で見つけました)

集団ではなくおもに雌雄のペアで生活し、日中は巣穴で休み、明け方や夕方に外に出て活動します。

年に2~3回、季節を問わず繁殖し、生まれてから次の日には泳げるようになり、3日後には早くも成体と同じエサを食べ始めます。寿命は5~8年ほど。

ヌートリアは毛皮などに利用されるほか、ジビエ料理としてヌートリアのお肉を炒め物や揚げ物にして食べる国もあるようです。

どうしてヌートリアが日本に渡ってきたのか

ヌートリアはもとは南アフリカ原産で、日本に本来生息していない外来種です。

なぜ日本にヌートリアが渡ってきたのかというと、ヌーリアの毛皮を取るために移入されたからです。

ヌートリアは丈夫で育てやすく、柔らかい上質な毛皮が安く入手できるため、第二次世界大戦頃には軍隊の防寒用飛行服の裏地として世界各国で飼育されました。

入手された当時、軍隊らしく「勝利」にちなみ「沼狸しょうり・ぬまたぬき」と呼ばれたそうです。

しかし、第二次世界大戦が終わり、ヌートリアの毛皮の需要が激減したので、それまで飼育されていたヌートリアは野生に放たれることになりました。

その後、毛皮ブームによって再度ヌートリアの飼育が流行するも、流行が終われば需要がなくなり、また野生に放たれることに。

このとき野生化したヌートリアの子孫が各地で定着し、おもに西日本でその姿をみられるようになりました。

ヌートリアが害獣になった理由

ヌートリアは見た目は可愛いらしいですが、実は害獣です。

イネやオオムギ、葉野菜などに対する食害のほか、絶滅危惧種に指定されているベッコウトンボの生息地を壊滅させるといった在来種の生態系への影響、さらにヌートリアは複雑に入り組んだ深い巣穴を作るため、水田の畦や堤防が破壊される原因にもなっています。

農作物の被害は全国で1億円にものぼるとか…

これらの被害をふまえ、ヌートリアは2005年に特定外来生物に指定されました。

そのためヌートリアを勝手にペットとして飼育したり、捕まえたりすることはできません。捕まえるにしても特殊な手続き、許可が必要で、駆除の相談をするにはプロに依頼するのが一般的だそう。

ヌートリアを見つけても近づいたりエサを与えてはいけない

ヌートリアはいっけんカピバラにも似ていて可愛らしいですが、見つけたからといって安易に近づいたり、エサを与えてはいけません。

害獣といった面からみると、エサを与えることでその場所に棲みつき、さらに繁殖して農作物へ被害を与えたり、在来生物の生態系を大きく乱す原因となるからです。

またヌートリアにはオレンジ色をした大きな前歯がありますが、この前歯、人の指を噛み切れるほどの威力があります。また、ヌートリアの性格はどちらかというと凶暴な性格で、うっかり近づいて噛まれると、ケガだけでなく感染症の恐れもあり大変危険です。

ヌートリアとカピバラの見分け方

ヌートリアとカピバラの見分け方として、長~い尻尾、さらにオレンジ色の前歯があればヌートリアで間違いありません。

また、ヌートリアの体の大きさはカピバラと比較すると小さく、ヌートリアは約50㎝、カピバラは約100㎝ほどになります。

そして一番の違いは、その性格です。

カピバラは大人しく人にも慣れやすいですが、ヌートリアの気性は荒く、人を襲うこともあるそうです。

ご注意ください。

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