引越し・旅行の厄払いに効果のある方災除の社、方違神社(ほうちがaいさん)について

引越し・旅行の厄払いに効果のある方災除の社、方違神社(ほうちがいさん)について

大阪の堺市にある「方違神社ほうちがいじんじゃ」は、昔から方災除ほうさいよけの神社として知られ、関西では「ほうちがいさん」と呼ばれ親しまれている神社です。

方違神社には方角に関する厄払い効果があり、家の新築、改築、引越し、旅行をするときにお参りをします。

「引越しするなら方違さんで御砂もらいに行こか」「旅行に行く前にきちんと方違さんにお参りしいよ」と我が家では慣れ親しんでいる「ほうちがいさん」。

何度もお参りに行く機会があるものの「ほうちがいさん」のことを何も知らないなぁ…と思い、方違神社について、方災除けとはなにか、どうして方違神社が方角にまつわる神社になったのか、方違神社の歴史、方違神社への交通アクセスなどを調べてまとめました。

方違神社のについて

方違神社は、方災除ほうさいよけの神社で、家の新築、改築、引越し、旅行をするときにお参りをします。

方災除は「方除けほうよけ)」とも言い、「方角の災いを除く」という意味です。

方違神社は昔から唯一の方除けの守護神として、方位、地相、家相、日柄、厄年(八方塞がり)などに由来するすべての災難を取り除くというご利益があるといわれています。

受付時間は午前9時から午後4時まで、毎月9日・19日・29日の平日は御祈祷がありません。しかし「土・日・祝」と「大安の平日」は「9」の日でも御祈祷をされるようです。

どうして方違神社が方角にまつわる神社となったのか

もともと方違神社のある「三国ヶ丘」は昔、摂津の国、河内の国、和泉の国の3つの国の境界地点でした。

そのため摂津の国からみると方違神社は南にあり、和泉の国からみると方違神社は北にあるので、方違神社は南北を相殺した地だとされました。南北相殺と同じ考え方により東西の方角も相殺されるので、方違神社のある「三国ヶ丘」は「方角がない清地」とされたのです。

そのため方違神社にお参りすれば、方角がリセットされるので自然と方違えかたたがえ)したことになり、悪い方角の影響がないとされたのです。

方違えとは陰陽道に基づく考え方で、目的地の方角が悪い方角にならないよう行動する風習であり、平安時代にもっとも盛んに行われました。

当時、方違えをするといえば、目的地の方角が悪い方角にならないよう前日の夜から別の方角行って一泊し、方角を変えてから目的地に行くという方法が主流でした。

しかし、方違神社は東西南北のない土地です。

平安時代に紀伊国(和歌山県)にある本宮、新宮、那智の熊野三山に参詣する「熊野詣」をする人が多くなると、方違神社は熊野詣の道中にあったこともあり、熊野詣をする人は必ず方違神社に寄って方違えをし、旅の安全を祈ったそうです。

ちなみに方違神社は大阪の堺市にありますが、この「境」という地名は、摂津の国、河内の国、和泉の国の3つの国の境界地点「三国の境」に由来します。

方違神社の起源

方違神社は、崇神天皇すじんてんのうの勅願により創建されたと伝えられています。

国内に疫病が流行したことに憂いた崇神天皇が、物部大母呂隅足尼もののべのおおもろすみのすくねに命じて、茅渟の石津原(方違神社のある地)に須佐之男命すさのおのみことをお祀りさせると、疫病はなくなり穀物が豊かに実ったそうです。

その後長らくの時を経て、神功皇后じんぐうこうごうが反乱に遭った際、住吉大神の御神教によって須佐之男命がお祀りされているこの地で方災除けを祈願すると、無事反乱を治めることができました。

そして神功皇后の息子である応神天皇おうじんてんのうが、この地に須佐之男命、住吉三神、そして神功皇后をあわせてお祀りし、「方違大依羅神社かたたがへおおよさみのかむつやしろ」と名づけたことから、方違神社は方災除けの神様として、朝廷武家をはじめ多くの人から崇敬されるようになったようです。

その方違神社のゆかりのある人物の代表として、空海、平清盛、徳川家康の名前が挙げられています。

空海は唐へ旅立つ前に旅の安全を、平清盛は安徳天皇の福原遷都の成就祈願を、そして徳川家康は大阪夏の陣で今井宗薫に命じて武運長久を祈願したそうです。

神社の名前は、方違大依羅神社かたたがえおおよさみのじんじゃ方違天王神社かたたがえてんのうじんじゃを経て、1907年(明治40年)に現在の方違神社ほうちがいじんじゃが正式名称となりました。

方違神社への交通アクセス

方違神社への交通アクセス

方違神社へは南海高野線「堺東駅」から徒歩10分ほどですぐ着きます。

「堺東駅」北東口からマンション沿いの階段を下って線路と駐車場の間の道を通り、公園が出てきたらあとは右に道なりに歩いていくと方違神社の門柱が見えてきます。

JR阪和線「堺市駅」なら徒歩15分。

バスなら南海本線「堺駅」から23系統「方違神社前」、南海本線「堺駅」からシャトルバスで南海高野線「堺東駅」、JR阪和線「堺市駅」から23系統、25系統「方違神社前」でそれぞれ下車します。

〒590-0021
大阪府堺市堺区北三国ケ丘町2-2-1

方違神社の公式ホームページ

方違神社周辺のランチ(喫茶店)

かなり余談になりますが、私は方違神社へ行ってお参りをした帰りはいつも、神社近くにある「江久庵こうきゅうあん」の店内にある「お茶処利休」で「にゅうめん」を食べます。

にゅうめんが出てくる前にお茶とお茶請け、デザートに和菓子がついているのが嬉しいところ。日本庭園が綺麗で、なんといっても接客が丁寧なのでいつも気持ちよく過ごしています。

帰りは店員さんがわざわざ外まで出てお見送りをしてくれ、800円しか出していないのに申し訳なるくらいのおもてなしです。

江久庵(お茶処利休)の公式ホームページ

You may also like

I'm kaori.
Nice to meet you.

kaoriです。WEBデザインをしたりイラストを描いたりしています。本を読んだり絵を描いたりするのが好きなインドア派…だったのが「いろいろなことに挑戦してみたい!」の気持ちが大きくなり少しずつアクティブに。楽しかった旅の記録と日々の備忘録を兼ねたサイトです。お気軽にご覧ください。