日本三文殊(智恵の文殊堂)天橋立の智恩寺について

日本三文殊(智恵の文殊堂)天橋立の智恩寺について

智恩寺は京都府宮津市にある天橋立のたもとにある、臨済宗妙心寺派のお寺です。

「三人寄れば文殊の知恵」という言葉があります。これは「普通の人でも3人集まって相談すれば、すばらしい考えが知恵がでる」という意味です。

この「文殊」とは、知恵をつかさどる文殊菩薩のことで、智恩寺の本尊文殊菩薩(鎌倉期作・重要文化財)は「日本三文殊」のひとつ。

「知恵を授ける文殊さん」として有名な智恩寺には、毎年受験生やそのご家族が多くお参りをされます。

智恩寺

日本三文殊(智恵の文殊堂)天橋立の智恩寺について

智恩寺は別名、九世戸くせどの文殊堂、切戸きれとの文殊堂などとよばれます。

智恩寺は天橋立の南側の景勝地にあり、文殊信仰と天橋立の遊覧もあって繁栄してきました。

智恩寺の見どころ

智恩寺の山門、黄金閣

智恩寺の山門、黄金閣

茶屋通りに面する智恩寺の山門は「黄金閣」ともよばれる京都府宮津市の指定文化財です。

足掛け7年、大工の数はのべ8780人という大工事を経て、江戸時代中期である1767年(明和4年)9月に智恩寺の山門「黄金閣」は上棟されました。(大工の数は職人の出勤簿である出面板によってわかったようです)

棟梁は宮津の名工冨田庄次郎。

山門の再建にあたって後桜町天皇から黄金を下賜されたことがきっかけとなり、智恩寺の山門は「黄金閣」とよばれるようになりました。

「黄金閣」は三間三戸の二重門で、上層には釈迦如来や十六羅漢を安置しています。いっぽう下層の柱間に建具は無く、開放的な造りとなっています。

「黄金閣」は細部に至るまで本格的な唐様(禅宗様)で、丹後地方最大の山門となります。

智恩寺の多宝塔 (重要文化財 室町時代)

智恩寺の多宝塔たほうとうは室町時代の重要文化財に指定され、丹後地方で唯一の、室町時代の痕跡となります。

多宝塔とは、仏塔の一形式のことで、本来は多宝如来を安置する塔のことです。

多宝塔は二重塔で、上層が丸い円形、下層が四角い裳階もこしをつけ、塔の上層に相輪があります。

そして智恩寺の多宝塔は、下重には来迎柱が立ち、前方に須弥壇をつくって中央に大日如来が安置されています。

また、室町時代(1460年頃)、元伊勢籠神社このじんじゃ別当大聖院だいしょういん智海ちかいが、来迎壁の背面に片足を上げた不動明王を描いており、その絵には「八十余歳書之 智海」の署名が残されています。

京都天橋立のパワースポット、元伊勢籠神社について

京都天橋立のパワースポット、元伊勢籠神社について

関連記事

智恩寺の多宝塔は、丹後国守護代で府中城主延永修理進春信によって建立されました。

智恩寺の「知恵の輪」

智恩寺の「知恵の輪」

画像にある石造りの輪を「知恵の輪」といい、昔から航海の安全にそなえた輪灯籠でした。

どうしてこの輪灯籠を「知恵の輪」というのかは諸説あり、一説には、知恵の文殊さまの境内にあること、そして輪灯籠が昔から「久世の渡」の安全を守ってきたことが合わさり、輪灯籠の灯が文殊さまの慈悲の光を海上に放っていると考え「知恵の輪灯籠」とよばれたのではないかという話があります。

また、この「知恵の輪」をくぐると、文殊さまのご利益があるというお話も…。

どうやってくぐり抜けるかが「知恵」のいるところです。

智恩寺のおみくじ

智恩寺のおみくじ

智恩寺のおみくじは扇子型のおみくじです。

ちなみに私がひいたおみくじは「吉」。

出会いに関して「良い人にめぐり会えるが、無駄な出会いのほうが多いでしょう」と書いてあり少し笑ってしまいました。

おみくじの内容はわりと具体的な内容で、わかりやすく書かれています。

これから行かれるかたも扇子型のおみくじをひいてみてはいかがでしょうか。

智恩寺へのアクセス

智恩寺

智恩寺へは、北近畿丹後鉄道「天橋立駅」から徒歩5分ほど。駅から智恩寺へは案内板もあるので迷うことなく行くことができると思います。

北近畿丹後鉄道「天橋立駅」へは京都から特急電車で約110分、大阪からは特急電車で約130分というわりと長旅です。

住所〒626-0001 京都府宮津市字文珠466
TEL0772-22-2553
URLhttp://www.monjudo-chionji.jp/

※掲載情報は最終更新日時点のものです。

You may also like

I'm kaori.
Nice to meet you.

kaoriです。WEBデザインをしたりイラストを描いたりしています。本を読んだり絵を描いたりするのが好きなインドア派…だったのが「いろいろなことに挑戦してみたい!」の気持ちが大きくなり少しずつアクティブに。楽しかった旅の記録と日々の備忘録を兼ねたサイトです。お気軽にご覧ください。